乳腺炎と乳がんの関係
乳がんは女性ホルモンと深い関係があります。
未婚や出産経験のない人、出産経験があってもまったく母乳を飲ませなかった人、初産年齢が遅かった人は、乳がんにかかる危険度が高いと言われています。
乳がんは自分で発見できる唯一のがんといわれるほどで、乳房の痛みやしこりで気がつくことが多いです。
しかし、しこりがあったり、乳房が痛んだからといってすぐに乳がんであると診断できるわけではありません。
実際に乳がんの疑いでマンモグラフィーや超音波検査でも異常が認められないケースがあります。
そのようなケースはほとんどが「乳腺症」という診断になります。
乳腺症は女性ホルモンの影響で乳腺がはれたり、しこりができたりする病気です。
乳腺症からがんへの移行はないと言われており、治療の必要もありません。
乳がんと間違えやすいものに乳腺炎もあります。
乳腺炎とは乳房が赤く腫れて激しい痛みを伴います。
また40度近い高熱もでます。
乳腺炎は授乳期に母乳がたまって乳腺が詰まるうっ滞性乳腺炎と、乳頭から細菌が入り込み炎症を起す細菌性乳腺炎があります。
乳腺炎はうっ滞性乳腺炎の場合は母乳をマッサージや搾乳器で絞り出しますが、細菌性乳腺炎の場合には、抗生物質や消炎剤投与で炎症を抑えます。
乳腺炎と乳がんの関係は特にありませんが、乳がんの中には、乳房が赤く腫れて炎症をともなう炎症性乳がんもあるので注意が必要です。

